5万回斬られた男が背中で語る「脇役で輝く生き方」

50年以上にわたって、脇役ながらも時代劇には欠かせない斬られ役を演じ続けてきた福本清三さんが遂に映画で主演を務めたそうです。福本さんの人生を振り返ってみると、すごく熱いものを感じました。

時代劇やヤクザ映画などに登場し、一瞬の出演場面で主人公に殺され消えていく。いわゆる斬られ役の大部屋役者。

大部屋俳優とは、端役などでのみ出演している余り売れていない俳優のこと。

1958年に親類のコネで15歳の時に東映京都撮影所に入社。時代劇には欠かせない斬られ役に徹した。

下積み生活を送った東映京都撮影所

半世紀以上にわたって無数の作品に出演し「5万回斬られた男」の異名を持つ。


スタントでの活躍が斬られ役につながった。
画像は殺陣のイメージです。

キャスト紹介のどこをみても出ていないが、知る人には深い味わいのある“名優”。

写真は最近の殺陣の撮影風景。

口減らしのために故郷を出て、たまたま働いたのが東映の京都撮影所。何も知らない少年は、名前も載らない端役をもらうために、当日に貼り出される掲示板を見続けてきた。


写真は福本さんが編み出した、後ろに反ってゆっくり倒れる独創的な斬られ姿。

10年間の下積み...