ミハル・ボガニム監督「故郷よ」がヒッソリと高評価

「故郷よ」は、ミハル・ボガニム監督によるチェルノブイリ原発事故で故郷を追われることになった人々の物語。007慰めの報酬で一躍有名になったオルガ・キュリレンコも出演しています。当時子供ながらに感じていた原発事故への思いを表現したいがため、大物女優にもかかわらずオーディションを受けたのだとか。

チェルノブイリ原発事故現場近郊の立入制限区域で撮影された初の劇映画。


監督ミハル・ボガニム
脚本ミハル・ボガニム他
音楽レシェック・モジジェル
出演オルガ・キュリレンコ

◇あらすじ◇
自然豊かな街、プリピャチ。住人たちは緑と共に生き、長閑な日々を送っていた。しかしそんな日常は、ある時を境に一変してしまう。林の葉は毒々しい赤色に変色し、空は墨の様に真っ黒な雲で覆われた。少年の植えたリンゴの木も、遊園地の結婚式も、楽しげな日常はみるみる失われていく。原子力発電所技師のアレクセイは、そんな異常事態の原因を知る数少ない人間の1人だった。次々と付きつけられる残酷な現実にアレクセイは懊悩し、妻と息子を思いながらある行動に出るが……。

原発事故が起きた日とその10年後を描く。。

チェルノブイリ原発事故が招いた悲劇を、フィクションとして映画化した作品。

放射能という目に見えないものの恐怖を訴えたかった。また事故当時だけでなく、今も状態は変わらず続いていることをしっかり表...